運動の必要性
運動は高齢者にとって必要なものとなります。
当然年を取るに従って、身体を動かすことは大変なこととなりますし、それによって運動をする機会は必然的に減ってしまいます。
ですが、そのままの状態が続くと、体力は衰えていくばかりとなってしまいます。
健康を維持するためには、運動が必要なのはどの年代でも言えることですが、特に高齢者の場合、免疫機能の維持を含めたあらゆる面から運動を行うことはとても大切なこととなるのです。
では、高齢者が適度な運動をするメリットにはどのようなものがあるのでしょう。
高齢者が運動をするメリット
高齢者が運動をするメリットの一つに、老化防止があります。
加齢によって起こる体力低下を避ける手段はありませんが、年齢に合わせた運動を行うことによって新陳代謝が活発化し、高血圧の予防や動脈硬化の改善、更には高血圧や肥満の解消などの効果をもたらしてくれます。
ここで注意したいことは、身体にいいと言っても、無理をしすぎないことが大切になります。
運動を行える体力は個人差もありますし、体力が伴わない運動になると反対に体に負担をかけてしまいます。
特に、若い人と同じような運動をしたとしても、直接的な効果は得られず、疲労がたまってしまうだけですから、高齢者の場合は特に気をつけて運動を選ぶ必要があります。
高齢者の運動方法とは
高齢者にとって良い運動方法は、ウォーキングと水中歩行と言われています。
どちらも歩くことには違いありませんが、特に水中歩行は文字通り水の中を歩くため、身体に対しての負担も少なくなりますし、かなりおすすめの方法となります。
ウォーキングは、1日に5分から10分くらいやれば十分です。
ストレッチを欠かすことなく行い、靴はしっかりとした厚底のものを選びましょう。
色々な景色を見ることができるため、精神的にも落ち着きますし、身体にとっていいことが多いです。
ただし、早朝や寒い時期のウォーキングは反対に体調を崩してしまうことがあるため、身体の調子を見ながら行う時間を考えるようにするといいでしょう。
水中歩行は、腰や足が痛いという場合、その負担がかからないためおすすめの方法です。
水中では浮力があるため、膝の痛みがあっても体重の負担を減らすことができるからです。
最初は10分くらいから始め、徐々に時間を延ばしていくのがいいですが、あくまでも時間は体調を考慮して、無理のかからない方法を選ぶことをおすすめします。